伊勢原〜平塚エリアの鯰は、4月中旬から7月下旬頃までコンスタントに釣れ続きますが、数釣りのピークは4月下旬〜5月中旬頃の、わずかな期間に支流の下流域で集中します。
シーズン初期の傾向としては水深も理想的な30〜40cmで川幅全体でヒットしてくるのが特徴です。しかし、この好況が一変するのが田植えが始まる5月下旬〜6月上旬頃です。理由は代掻きによる濁りと水位の上昇で、一気に鯰が移動し始め、それでいて高水位の支流では釣りが成立できない、さらには水路にまだ入り込んでいない、といった微妙に難しい期間を迎えます。
そこで私は田植えが終わって支流の水位が落ち着く6月中旬まではエリア自体を大きく変え、厚木の中津川や相模川のワンドや合流点、小田原の酒匂川水系の支流、海老名や座間、相模原の用水路、茅ヶ崎の小出川などで狙っています。そして、ようやく伊勢原〜平塚エリアの水路で釣れ出すのが6月下旬頃です。パターンも広範囲でヒットしてくるのではなく、夏場は流れ込みや土管からの落ち込みなど、ピンスポットに鯰が付くようになるのが特徴です。
よって、結論としては、田植えが始まるまで、そして田植えが終わって水路や支流の水位が平常となる6月下旬以降が釣りやすいと私は考えています。いずれにせよ、狙う際は水深30cm前後を目安にポイントを探すとよいでしょう。
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